定期健診について
- ホーム
- 定期健診について
定期健診にかかる費用について
当院は、4~6ヶ月ごとに、必ず、点検(検診)に来ていただきます。口の中の治療は、延命処置であり、二度と来院しなくていいですという、治療はありません。
自分ひとりでは、十分に守れないのです。だから、せめて私たちが、専門の器材で消毒したり、汚れを取ったり、そして、これが最も大切なのですが、上下の歯のあたりの調整をするわけです。
この点検(検診)は、今現在、初めて来院した時点で3割負担により500円程、汚れを取ると、上下で800円程度の費用負担となります。また、詰め物の取り替えが必要な場合は、1本あたり700~1,000円程の費用がかかります。特にプラスチックの詰め物は点検2~3回に1回は、取り替えた方が良い場合が多いです。
なぜならば、口の中には、脂物(あぶらもの)や色素が入ってきて、プラスチック内に染み込むからです。
汚れた物が張り付いていれば、生身の歯は虫歯が見えないところで進行することになります。
要するに、4~6ヶ月ごとに定期的に見ていって、早め早めに処置をしていくのが、お金と時間の節約になるわけです。私たちと患者様の付き合いは、一生終わらないのです。
定期健診について
皆様は、歯科治療って、痛くなってから行けば良いと思っておられますか?しかし、例えば、痛い理由が悪性腫瘍(ガン)であれば、皆様の命はないかもしれないですよね。
私が申し上げたいのは、「歯の痛みが出てからではある意味遅い。もちろん痛みを消すことはできますが、歯の程度はワンランク下がってしまう」ということなのです。
身体の他の部位であれば、骨折にしても目や鼻の不具合でも、治してあげれば、一生そのことで治療を受けることはないのかもしれません。
もちろん年をとることで、組織は生理的に弱くなりますが、ランクがガタッと下がることはないでしょう。
しかし、歯の病気は違うのです。自分の身体が自分の歯を治せないのです。放っておけば確実に歯の強度は落ちていきます。
健康な歯の質はどんどん失われ、やがて頭の中の脳に例えられる神経組織に虫歯が達してしまうと、歯は生木から枯れ木になってしまいます。
こうなると明日の運命は語れなくなり、割れて、抜く破目になったりもします。だから治療も保険の材料では守りがたくなり、自費で直した方がよくなって費用もかさみます。
ですから何かあればスグ、なくても4~6ヶ月ごとに診せてもらうことが、歯の延命に繋がり、ひいては、皆様の身体の延命にも繋がるのです。